「student-focused」は『student』と『focused』の合成語として近代英語で成立した。『student』はラテン語の 'studēns'（動詞 'studēre' に由来）に起源があり、'studēre' は「学ぶ」を意味した。『focused』はラテン語の 'focus'（「炉、活動の中心」を意味した）に由来し、後に注意・中心を意味する語として英語化され、形容詞的に『focused』になった。

『student』はラテン語 'studēns' から古フランス語・中英語を経て中英語の 'student' となり、現代英語の 'student' に至った。'focus' はラテン語 'focus' から近代ラテン語的用法を経て英語の 'focus'（注意の中心）となり、その過程で形容詞/過去分詞形の 'focused' が用いられるようになった。'student-focused' の合成は比較的最近の英語的形成である。

『student』の基本的意味は「学ぶ人」で大きな変化はない。『focus』は元々「炉」だったが「中心・焦点」を意味するように変化した。合成語『student-focused』は現代的に「学生を中心にした・学生を優先する」という意味で用いられる。