「feeble-minded」は「feeble」＋「minded」の複合語です。'feeble'は古フランス語の「feble」を経てラテン語の「flēbilis」（動詞「flēre」＝『泣く』に由来）から入り、'minded'は古英語の「gemynd」（記憶・心的機能）に形容詞化の接尾辞が付いたものです。

『feeble』は古フランス語『feble』から中英語の『feeble』を経て現代英語の『feeble』になりました。『mind』は古英語『gemynd』から発展し、『feeble-minded』という複合語は近代英語で（当初は医学・法的文脈で）使われるようになりました。

もともとラテン語の『flēbilis』は『嘆かわしい』という意味でしたが、次第に『弱い（身体的・精神的）』の意味になりました。『feeble-minded』は当初は知能低下の臨床的記述でしたが、現在では侮蔑的で時代遅れの語になっています。